弊社は地域最大級の塗装設備を保有しており、電気機器を中心として高品質な塗装部品の生産をおこなっています。
以下に弊社の塗装技術及び特長ある塗装設備の紹介を致します。
地域最大級の生産ラインで多くの塗装方式を実施しています
・ 脱脂・洗浄+リン酸亜鉛皮膜処理+純水洗浄(塗装前処理ライン):1ライン
・ 静電塗装:2ライン(内1ラインは粉体塗装可能な兼用ライン)
・ 粉体塗装:3ライン
高品質を担保するリン酸亜鉛皮膜表面処理を行っています
弊社の標準的な塗装工程
リン酸亜鉛皮膜処理は金属素材を錆や腐食から守り、高品質・高性能を担保させる重要な工程であり、弊社技術の高信頼性を永年維持している源泉です。
弊社ではリン酸鉄皮膜ではなく、リン酸亜鉛皮膜を採用しています。
リン酸亜鉛皮膜は、リン酸鉄皮膜と比べ耐食性・密着性に優れ、屋外向け等幅広い塗装下地として使用することができます。
リン酸亜鉛皮膜処理の特長
① アンカー効果により、素材と塗装膜との密着性が向上します。
※アンカー効果とは、金属表面に膜を作る際に膜と素材がお互いに密着しやすい状態になっていることをいいます。塗装する前段階でリン酸皮膜処理を施すことにより、金属表面の凹凸に入り込むことで素材と塗料の密着性を向上させることができます。
② リン酸亜鉛皮膜の微細な結晶空間の中に塗料が浸透し、密着性を向上させると共にバリア効果も期待できます。
③ バリア効果により、万が一、塗装表面に傷がついても、傷口からの錆や塗料剥離が発生しにくくなります。
幅広い素材に塗装を施してきた経験を有しています
弊社の塗装素材対応実績例
①一般鋼材、鋼板 + 静電塗装又は粉体塗装
②ステンレス + 静電塗装又は粉体塗装 加えて粉体塗装 + 色替溶剤塗装
③合金化溶融亜鉛メッキ鋼板(例:シルバーアロイ鋼板、等) + 粉体塗装
④高耐食溶融メッキ鋼板(例:ZAM鋼板)+ 粉体塗装
⑤上記4種類が大半を占めますが、お客様のご要望に応じた対応をさせて頂きます。
静電溶剤塗装とは
弊社では溶剤塗装を噴霧する「ガン方式」を採用して静電気によって帯電した微粒子塗料を利用し、塗装しています。(※電着塗装とは異なります。)
これにより、金属表面に効率よく塗布させることができ、塗料ミストの飛散も少ないことから、環境に優しい技術として導入しています。
また、塗料が微粒子化することにより、気泡がなく、また焼き付け塗装することで美しい仕上がりと、高品質な塗装を実現させています。
粉体塗装とは
粉体塗料を利用し、これを静電気によって金属表面に「ガン方式」で塗布させたあとに高温で溶融させ、その後一定温度保持し塗膜形成させることによって塗料を固着させます。
有機溶剤の持つ対環境リスクをなくすことができ、また、塗料回収による塗料の無駄の削減も可能なことから、コスト低減ができ、また塗装膜厚が厚いことから耐食性(塗料の劣化・変質)に強く近年お客様ニーズが高いので、粉体塗装を多く実施しています。
コスト削減及び低公害型塗装手法として、加えて大型粉体塗装ラインも保有しています。
多品種少量生産も得意としています
弊社は産業用・家庭用電気機器部品を中心に生産していますが、既述のように、塗装設備を5ライン保有していることから、多品種少量生産も得意としています。
開発試作、量産試作、量産に至るまで、ステージに応じた供給をさせて頂きます。